新型コロナウィルス感染症との共存

クラスター事例集に掲載されている事実

こんにちは。スポーツクラブ定着コーチ・特定社会保険労務士の森川友恵です。こちらのページでの更新は久しぶりですが、皆様方、お元気でお過ごしでしょうか?

やっと、大きな波が去ってくれたかと思ったのもつかの間。またもや大流行している新型コロナウィルス。巷では弱毒化しているという話もあれば、大阪の重症者数の増え方を見ていると…そうは言うことができないという話もあり、相変わらず『掴みどころのない』ウィルスです。さて、緊急事態宣言が5月の下旬で解除され、私のお付き合いのあるクラブの皆様も6月から再開されていますが、とにかく、日々、様々な工夫をされながら、運営されておられます。

新型コロナウィルス感染症で流行しはじめた初期の段階で、スポーツクラブでクラスターが発生したことは皆様も記憶されていると思います。しかも、この事例が厚生労働省HP内にクラスター事例集に掲載されています。どんな事が書かれているかというと…。

厚生労働省 -クラスター事例集よりー

今となっては、至極当然の事として対策されていることですが、ここ1カ月、残念ながらジムやクラブと呼ばれているところで、新たなクラスターが発生している事実からも、もう1度、対策について見直す必要があるし、お客様に対してもご案内すべきことがあるのではないでしょうか?

クラブ内の『密になりやすい場所』と『密になりやすい場面』

例えば…。皆様のクラブ内の『密になりやすい場所』ってどこですか?具体的に挙げてみてくださいと言われれば、結構沢山挙げていただけると思います。ですが、クラブの対策で大切なのは、場所の対策よりも『場面』に対する対策だと私は考えます。場所に対しては、例えば…モノを動かしたり、使用を停止したり、時間を制限したりすることで一定の対策は可能ですが、『場面』はそんなに簡単にいきません。それは…クラブは、”人”と”人”をつなぐ場所であるからです。

この事例に挙げられている更衣室って、ある意味、クラブ内では死角となりやすい『場所』であり、だからこそ『密になりやすい場面』が発生しやすくなるのです。そもそも、営業中の女性更衣室…。私は長年、様々な店舗で見てきましたが…。凄いです。女性は、基本的に“群れること”が大好きな方が多い。6割~7割程度のお客さまは、更衣をするより”お話し”に夢中です。しかも、この傾向、朝~夕方の利用者に顕著です。しかも、年齢が高いお客さまほど自分の話を聴いて欲しくて、どんどん声は大きくなる。。これは、男性更衣室では発生しにくいと考えますがいかがでしょうか?

大切なことは、人が入って、クラブが動いている時に、『密になりやすい場面』って?を徹底的に洗い出すことです。

クラブの規模や形態、ご利用者の年齢、トレーニング経験、利用状況で全く違ってくるはずですが、どこまで、自身のクラブのことを理解できているのか?が試されているのです。

長時間の利用を回避する方法

そして、利用時間の短縮。流行する前と後では利用時間が短くなってきているというお話しをお伺いする機会が増えてきましたが、皆様方のクラブではいかがでしょうか?お客さま自身が自主的に行動を変えてくださっていることが多いようですが、やはり、クラブ側も一工夫する必要がありますね。

こんな状況で、まだ『売上』のことを言うかーーと各方面からお叱りを受けそうですが、あえて申し上げておくと、今だからこそ…パーソナルトレーニングの潜在的なニーズを掘り起こすチャンスです。既存のお客さまも2割~3割程度はトレーニングを再開されていないというクラブが多い中、それでも、トレーニングをしたいと利用されているお客さまは、トレーニングすることが日常になっている、そして“効果を出したい”という思いを持ってらっしゃる方が沢山いらっしゃるのではないか?と思うのです。

完全個別×任せて安心なトレーナー×完全専用空間でトレーニングできる…としたら、流行前であれば、個別や専用空間に価値を見いだせなかっただろう方も、今であれば、きっと反応してくださるのではないでしょうか?

そして、もう1つ。クラブの“指導のスタンダード”を変更されていますでしょうか?今は新規入会獲得が非常に厳しい状況ですから、既存のお客さまに対する理論攻めができる環境が整っている訳です。新しいお客様ではなく、目を向けるのは既存のお客様。この機会にお客様との関係性をより強固なもにするチャンス。いつものこの時期であれば、秋のキャンペーンを見越して準備に入る時期ですから、新しいお客様を意識したプログラムや案内物の整理となるところを、今だからこそ、より専門的に、より”うちのクラブらしさ”を表現できるのではないでしょうか?

ピンチをチャンスに。その視点で日々動きたいですね。

では。暑い日がまだまだ続きそうですが、お体、ご自愛ください。

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morikawa55-tomoe

morikawa55-tomoe

代表社会保険労務士森川事務所
スポーツクラブ定着コーチ。社会保険労務士。 大阪生まれ。スポーツクラブを運営、経営する企業に、スタッフも会員も定着する施設を作るノウハウを伝える専門家。「スポーツクラブのための定着率向上委員会」をベースに、施設ごとに、ワークショップ型のコンサルティングを手掛けている。

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