採るべきか採らざるべきか…それが問題だ。

こんばんは。スポーツクラブ定着コーチ・特定社会保険労務士の森川友惠です。

スタッフの定着を考えるとき、最初は「採用のタイミング」できちんと”精査する”ことが大切なのです。

採用をするときの見極め次第で、現場に大きな負荷を強いることになりかねないですし、そもそも“スポーツクラブに勤務する資質がない”のに採用してしまえば、入社以降に大きな問題を起こしかねないからです。

スポーツクラブの場合、そのほとんどが未経験者を採用することがほとんどで、採用後、手取り足取り、1から100まで教え込む訳ですよね。インストラクターとして採用したなら、最終的にはスタジオやプールでレッスンを担当させるようになりますし、フロントスタッフであればお客さま対応は勿論ですが、金銭の取り扱い(今はほとんどが電子決済でしょうか…。)クレーム対応だって担当させることになります。

ここまで来るまでに誰が育てるのか?

…いずれのクラブも、初回だけ支店長や店舗責任者が研修を担当したとしても、残りはその部門の長をはじめ、新規で採用したスタッフがシフトインする時間に働く先輩スタッフが1から教えることになります。すると、これが、

「教えても教えても育たない、出来ない。」

が続き、思ったように育ってくれないとなると、教えられている方も相当なストレスを抱えることになりますが、教える側のスタッフにもそれ以上のストレスがかかる事になります。

きっと、教える側のスタッフは、それなりの経験と実績を持つスタッフが選ばれるでしょうから、下手をすると、この優秀なスタッフまで自信をなくしたり、仕事が嫌になり、辞める…なんて話にもなりかねません。で、結局、教える側も教えられてた側も辞めてしまうという経験を私自身もしています。

だからこそ、皆様のクラブで働ける『資質』を持っているのか持っていないかを採用のタイミングで見極める必要があります。

では、その『資質』は、どのようなものでしょうか?皆様はどのようにお考えでしょうか?

私自身は、教育や研修でどうにかなるのは基本的に『技術』レベルだと考えていました。確かに、色々と調べて知ったのが、パーソナリティと呼ばれるもので、

上記の4重丸を取り巻く知能や思想や信条を全部ひっくるめたものがこれにあたります。

で、外側に近い部分は周りに環境により変化するけれど、やはり中心にある「気質」や「気性」と呼ばれるものは変化しないだろうということを前提に、見極める必要があります。「気質」と言われる部分は、幼いころから形成されていますから、まぁ、変わらないでしょう。でも、大切なのは、本人が自分の「気質」をよく知り、下手に隠さず、正直に受け止められているかどうかが大切だと思います。

長年、様々な場所で採用活動をしてきて私の軸となる採用基準は、人に対して、きちんと正面から受け止めることができるかどうか…。『素直さ』を持ち合わせている人が、スポーツクラブ業界では伸びるというもの。

皆様の採用基準はどのようなものでしょうか?

是非、共有くださいね。

【開催決定!!】「会員定着」と「スタッフ定着」を働き方改革から考えるセミナー

おはようございます。スポーツクラブ定着コーチ・社会保険労務士の森川友惠です。

久しぶりにセミナーを開催することが決まりました!今回は、いつもは京都で開催していますが、今回は、大阪のあの!「大阪産業創造館」で開催する運びとなりました!

【セミナー開催日】2019年10月23日(水) 13:30~16:15

第1部 13:30~14:40 スタッフ定着編

第2部 14:50~16:00 会員定着編

第3部 16:00~16:15 質問コーナー

の豪華3本立!!是非、お越しくださいませーーー

尚、参加費はお一人さま 6,000円を予定しておりますが、7月末までにお申込み頂いた方は3,000円でご参加頂けます。

詳細、お申込み等につきましては、コチラのリンク先、または、下記のQRコードをご利用ください。

セミナーに関するご質問はお気軽にお問合せフォームからどうぞ。 

人が定着するヒント、教えます。

こんにちは。スポーツクラブ定着コーチ・社会保険労務士の森川友惠です。

7月に入ってはじめの金曜日。平日に久しぶりに事務所でゆっくり腰を落ち着けて仕事が出来ております。6月は予定を詰め込み過ぎて、本当にカラダも心も一杯な状態でしたが、今月は学習して(笑)、少し余裕を持たせてみました。

さて、今月末から9月まで、研修や講演、セミナーで様々なところでお話しをする機会を頂いております。ありがたいお話しです。

で、ここ最近のトレンドは「ハラスメント」だったのですが、今は「定着」をキーワードにした研修の依頼を頂くことが増えました。

スポーツクラブの場合、お客さまの定着+スタッフやトレーナーの定着といった両面を見なければなりません。

何度かご紹介している集団凝集性理論で考えますと、人が組織に対して感じる魅力は3つあって、それは、

  1. 構成員の魅力(その組織に属する人が魅力的かどうか)
  2. 活動・理念の魅力(組織が目指す目標や仕事そのものが魅力的かどうか)
  3. 特権の魅力(組織に所属することによって得られる威信や誇り)

この3つの要素が揃っている組織には人が定着すると言われています。私は中でも大切だなーーと思うのは、1番目に挙げた「構成員の魅力」でしょうか。

現場で働くスタッフや従業員にとったら、

“あーー、こんな風に仕事をしてみたい。”

“〇〇先輩みたいな責任のある仕事にチャレンジしてみたい”

“みんなから憧れられる存在になりたい”

と思える先輩や上司がいる職場はとても魅力的ですし、働き続けたいと思うはず。実際、私もコナミスポーツクラブに勤務していたときもそうでしたし、今は仕事や環境は違えども、社会保険労務士として活躍されている諸先輩方と触れ合う中で、“私も頑張ろう”“いつか〇〇さんみたいになりたい”という思いを持っています。

そう、人が人に与える影響の大きさは図り知れないのです。

ここが1番大切なところなのです。

そう、部下や後輩は、いつもあなたの事を見ています。そう、見られているのです。

いつでも、どんなときでも。

どんなに厳しい状況でも、歩みを止めない姿。

絶対に、愚痴や悪口を言わないカッコ良さ。

人を批判する前に、自分を見直そうとする誠実さ。

そんな姿を見て、部下や後輩は、思うのです。「あーー、この会社、この職場で良かった。」と。管理職、ましてや経営者となれば、現場で働く人間からしたら想像つけることが難しいくらいの厳しい環境、泣きたくなるような状況が続くのが当たり前です。

1日にしてカッコよい上司にはなれません。

でも、積み重ねる第一歩は今日からすぐ実践できます。「人」が定着する組織の基本はやはり「人」なのです。

 

「退会率」下げるヒント、教えます。

おはようございます。スポーツクラブ定着コーチ・特定社会保険労務士の森川友惠です。

皆様が経営されているクラブの「退会率」はどれくらいで推移されていますか?在籍分母がある程度あるクラブであれば、“率”でみる必要はありますが、それこそ500名程度のクラブであれば、「退会者数」で見るべきです。

さて…。クラブを経営されていれば「退会率」は頭を抱える問題の1つのはず。これさえゼロにすることができれば、莫大な費用を投入して入会を獲る必要もなくなりますし、人が不足しているいのに、人件費をかけて「手続き」や「定着支援」もする必要なくなる訳です。

皆様は、そもそも、人はスポーツクラブに何をしに来ているとお考えですか?

「そりゃ、トレーニングでしょう。」

本当にそうでしょうか?

皆様のクラブには、“この人、話してばかりでトレーニングしてない”とか”朝から来てたけど、お弁当食べ始めた!”とか“可愛い女性スタッフとしか話をしないよねー”とか、全く別のところで、自分の居場所を見つけている方、沢山いらっしゃいませんか?

“トレーニングにはまる”“スタジオプログラムにはまる”お客さまにも私は沢山出会ってきました。でも、これも、ある意味、トレーニングやレッスンを通してご自分の居場所を見けられたということなのです。

でも、現場は、入会する人=トレーニングが目的だと思いこんでいるから、トレーニングのやり方や設備や機器の使い方を現場は説明をしたがるんです。

何より大切なのは、

「で、何しにクラブに入会しました?」

という、本当のお客さまの動機、目的をきちんと知る努力です。

確かに、クラブにはクラブのルールがありますから、これは説明する必要がありますが、全員に同じようオリエンテーションをする必要があるとは私は思いません。

インストラクターやトレーナーの存在は、正しいトレーニングを教える人ではなく、お客さまの“居場所”を一緒に見つけるフォロー役と位置付けてみてはいかがでしょうか?

ですから、インストラクターやトレーナーを全く置かない時間があるクラブは、やはり定着面ではしんどいでしょうねーー。

トレーニング初心者の方がクラブに入会するということは、高いハードルを超え、お金もかけて入会している訳ですから「続けたい」とみなさんが考えてらっしゃいます。

やはり、この「続けたい」という思いに応えるのがクラブ側の責任ではないでしょうか?

では。

本日はこの辺りで。素敵過ぎる1日をお過ごしください~(^^)/